2012年8月27日月曜日

好奇心の行方



大好きなお友達が2年ほど前、もやもやした私に言ったこと。
「毎日の生活を愉しんでみるとかどう?」

”せいかつをたのしむ” ? 
意味は分かるけど考えたことがなかった。


最近になって、自身のさまざまな出来事にともない、
時間をかけて自分を変えたいと思いました。

かつて料理や散歩が好きだった私のマイペースな生活は、仕事に従事するため朝4時に寝て、エスプレッソを一日4杯、夜は煙草とカクテルを欠かさない毎日と化していました。

我ながら、ひどいなあとおもいます。

近年は優秀なスタッフに恵まれて、わたし少しリラックスできるかも?と思う日もあるのですが、ついぞ生活が変わることはありませんでした。

いつからの習慣だろうと考えてみたら、これは子供の頃からであって、早朝にパチリと目が覚めてしまうと親に気がつかれないように外に出て近所を徘徊(これは非常に良くない)したり、ちょっとした奇行とマイペースさは今にはじまった事ではないとおもいました。小学校が退屈だったせいもあるかもしれませんが、とにかく好奇心が強い子供であったに違いありません。夜の静かな時間だけが、自分が子供ということを忘れることができたのです。

そんな私、最近の朝6時には床を拭き7時には朝食という生活にしてみました。今日一日がはじまることに期待/感謝して、自分が触れるものを磨く。

朝の掃除にひと息ついたら、顔と手のひらから肘までをブルガリの石けんで洗い、冷たいお水で丁寧に流します。溜まっている仕事は午前中に終わらせて今日一日のプランを書き出します。わくわくする一日がスタートします。

朝は頭が偉いとき。夜は身体が威張るとき。
夜に浮かんだアイディアはメモする程度にして、好奇心で夜を支配されないようにする。

私たちの悩みは何も出来ない時にふくらんでしまうものです。
毎晩ふくらみ続けると自分では抱えきれないほど大きくなってしまいます。
夢や希望も大きくなりすぎると、いつかパチンと破裂してしまうかもしれません。
今日がしぼんでも明日はふくらむかもしれない。まずはふーっと呼吸してみる。
厚いカーテンを外し、 透ける朝日に急かされて起きるのは、少し眠いけど気持ちがいい。

どんな生活が愉しいかは自分で試してみないとわからないもの。わたしにもどんな生活がじぶんに合うか、まだわからない。

あなただけの生活と好奇心を大切に
お客様からいろんなお話が聞けることを 私は楽しみにしています。