2011年7月27日水曜日

EVA COLUMN : 女のエルメス。


「元彼女は、ハーバードの博士号をもっている」と聞き
久々に私の胸は高鳴る。


わたしは女の人に興味がある。常に。

この仕事は天職かもしれないとおもったのは
女性とお近づきになれるからだ。
あらゆる種類の女、すべての女に興味がある。
それはナルシシズムが肥大した結果の変身願望かもしれない。
この世界中に生きる女性すべてに、私は共感を見出したい。

男が女の裸体を想像し、征服する欲望に駆られるように
女が美しいレースにうっとりしたり、均整の取れたボディの
エルメスのケリーを連れて歩くのは、なんとも自然な現象ではないか

私が女性の欲望を満たすお手伝いをするのは、それはそれは、崇高な愛情であると信じている。男に必要な道具を使わずに女性のうっとりする表情を眺められるというのは、なんと幸せな仕事だろう。

さて、恋愛で女たちが修羅場を演じなくてはならないとき
それはそれは、勝利への戦いである。
女のエルメスは、時にやわらかい猫のように優しく撫でることができ
時に決戦には、ライバルに噛み付くことができる忠実な番犬
または、拳銃のように、持つことは禁じられるほどの脅威。
よってそれらは、女の最終兵器であるといえよう

だが、間違ってはならない。いつの時代も女たちは仲良し。

さて私が「おなじ男を好きになった女」とこそ、さらに仲良くなれるかもしれないと考えるに至っては、かなり危険な賭けを強いられることに成ったが、それは実現した。

ハーバードの強敵な女がどうしたら満足するかを、私は女の姿で夢想する。彼女が私に近づこうなら、彼よりも彼女の欲望を満足させたいと思う。
そんなスリルを味わうための武器を用意周到にしているおかげか、
戦いのあとの夜は良く眠れる。


わたしたち それぞれのハッピーエルメスw
最終兵器を隠し持った女こそ、争うことを知らない恩人である。


i am not a dyke but feminist.